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2025/06/21

ハンガリーの大学寮4

夏休みの2か月間はリノベをするということで、6/29(土)までに退寮する


昨年、ブダペシュトの生活が始まったときの寮はここではなかった。

1か月半暮らしたところで、今の寮へ幸運にも移り住めた。


ここのことをあまり書いた記憶がないので、出ていく前に書いておく。





寮の立地環境


大学生活に申し分のない立地条件だった。


ドナウ川を目の前にし、大学のメインキャンパスからわずか2ブロック

(徒歩5分もかからない)

※上記キャンパスからトラムで3駅には最新のキャンパスがある



ブダペシュト中心部なので、近くに SPAR はあるし、他にも食品雑貨店がある

もちろん、レストランやカフェもあり、徒歩15分程度の Corvin-negyet というところに、Corvin Plaza というモールもある


トラムもメトロも駅が近くにあることからも、大学生活を営むにはベストの立地。


週末にはドナウ川のまわりや、Nemzeti Atlétikai Központ というスタジアムまでドナウ川沿いをランニングした。


写真:ドナウ川



写真:Nemzeti Atlétikai Központ

客席の上部がランニングコースとなっている






寮の部屋割り


Kinizsi 寮の建屋はかなり大きく、7フロア構成の建屋が2棟左右に分かれており、グラウンドフロアの受付で接続されている。


ゲートを通るにはカードキーが必要で入寮時に渡されるが、部屋は昔ながらの錠前。

私のフロアは5人部屋3人部屋2人部屋の構成で、ほとんど2人部屋で私の部屋が3人部屋、となりは5人部屋。


写真:3人部屋はこんな感じ



そのため5人部屋は我々の部屋と比較するとかなり広く、冷蔵庫もでかい。

その部屋はハンガリー人のみで、最初は5人部屋に2人だったが、最終的に4人になったようだ。そして彼らは基本的に毎週末、帰省するので週末に寮内で顔を見ることはまれだ。


その部屋の住人の中で、1番仲の良い2年生の生徒は、Sopron (ショプロン)というブダペストから真西にいった、オーストリアとの国境沿いの街出身だが、列車で毎週2時間半かけて帰省している。


札幌 - ニセコ間の2倍以上の距離を2時間半で行けるとはいえ、私の感覚では毎週帰省はちょっと信じられない。

「ブダペシュトは人が多すぎる」そうで、地元愛にあふれた青年である。

(ブダペシュトは人口約170万人)


ちなみにこの階は、ハンガリー人とキルギスタン人がほとんどである。





寮の共用部


この寮は、トイレ、洗面台、キッチン、洗濯機、シャワーが共用である。


トイレにはそもそもトイレットペーパを設置するものがないので、トイレットペーパーは常に自分で用意するのが必須である。


洗面台は4つL字型に配置されている。

しかし、L字の角の部分は斜めに配置されているので、壁の鏡と斜め位置の関係になり、2面のうちどちらを見れば良いのか。不思議な設計である。


写真:L字形状の角の洗面台には直角配置の鏡が2面、奥のドアがシャワー




キッチンはかなり使いにくい。(なので私は使っていない)

ガスコンロは火をともすのにチャッカマンが必要である。

まともな火力を満たすのは2か所。(私の階のキッチンのはなし)


写真:コンロ




そしてシンクの設計は異常で、シンクの角部に配置されている蛇口はやたら短いので、皿やフライパンを蛇口にさらそうとすると、シンクの壁面にあたってうまく洗えない

ちょっと信じられない設計である。


写真:短すぎる蛇口と小さなシンク(せめて真ん中の仕切りがなければ)




洗濯機は各フロアに1台設置されているため、使い勝手が良い。(無料)

乾燥機はない。

洗濯機の上に予約ノートがあるので、名前、部屋番号、日付、使用時間を書き込み使用するが、実際にはけっこう空いているので、洗濯するときに書き込む感じだ。


写真:退寮時期なので、皆ゴミを置いていく




しかし、部屋番も名前も書き込まずに洗濯機を回す人が多すぎて、しかも、そういうだらしない人は洗濯物を回収に来るのも遅い

いつも名前を書き込んでる私の後にそういったやからがいると、まるで私がルールを守っていないヤツみたいな感じで、最初の頃は3~4回、洗濯をしたい人に部屋をたずねられたことがあった。

「いや、いま洗濯機まわしてるのは私のじゃないよ」

と言うだけだが。


ちなみにこれを書いている本日、午前11時頃、寮に帰ってきたときからかれこれ洗濯機が6時間以上ひっきりなしに回されている

恐らく退寮にともない、すべてのモノを順々に洗ってるのだろうと推測するが、ちょっと使いすぎじゃない?


私も洗濯したいんだけどな。





寮の家賃


私が入寮したときから4つの寮はそれぞれ価格が違ったが、Kinizsi と Tarkarét はStipendimu Hungaricum奨学生であれば無料であった。


ただ頻繁に価格改定が行われるようなので、この先追加料金が発生する可能性はある。


実際、2025年1月から価格が改定となり、2人部屋は Kinizsi でも、ハンガリー政府奨学金制度の上限 40,000 HUF / 月を越えたので、2人部屋は追加料金がかかるようになった。

※40,000 HUF = 16,000円程度


コルヴィヌス大学の4つの寮は、現状それぞれこんな価格である。


Kinizsi

1-2人部屋:42,400 HUF / 月

3-5人部屋:38,200 HUF / 月


Ráday

2人部屋:60,100 HUF / 月

3-4人部屋:53,100 HUF / 月


Gellért

2人部屋:80,000 HUF / 月

3-4人部屋:72,000 HUF / 月


Tarkarét

3人部屋:40,300 HUF / 月


※Corvinus University of Budapest: Dormitory Application for 2024/2025 academic yearより抜粋


奨学生は40,000 HUF / 月を越える分を支払う必要が出てくるので、例えば各部屋にトイレ・シャワー完備の最新の寮 Gellért の2人部屋に入るとすると、奨学生でも 40,000 HUF / 月(約16,000円)の追加支払いが必要ということだ。


ちなみにこの寮は、Gellért  campus に付属しており、講義の大半がこのキャンパスで実施される、例えばデータサイエンス系の生徒の入寮希望者が優先で割り振られている。


中心部のメインキャンパスからはトラムで3駅、メトロで2駅、徒歩でも15分である。





寮にカップルで住む


私と同じフロアには、2人部屋にカップルで住んでいるハンガリー人がいる。


本人の自由なので、否定はしないが、ちょっと私の感覚からするとこれも信じられない。

セメスター中に別れちゃったりしたら、、、まあそれこそお前の知ったこっちゃないだろうという話題だが、このカップルはシャワーも一緒に利用する


ルームメイトのベトナム人は、昨年もこの寮の別の棟に住んでいたらしく、同様にカップルがいたそうだ。

で、これまた同様にシャワーを一緒に利用しており、シャワールームでいとなみをしていたそう。


彼いわく、そこのシャワー室には「セ〇クスしないこと」と張り紙されてしまったらしい。


共用スペースなので、そのカップルがズレてるなと私も思う。

この階のカップルは常識があると信じている。



ちなみにシャワールームは3人のスペースがあるが、利用する時は、入ってカギを占めて1人で使用できる


シャワールームは汚く、排水溝が基本詰まっている

シャワーを浴び終わるころには湖のようになる。(これも私の階のはなし)


しかし、なぜか今日の昼、シャワーを浴びたらドレンがうまく働いていた。

本気の掃除が入ったのかもしれない。


いずれにせよ、この夏のリノベーションでキッチンと共に、シャワールームも綺麗に生まれ変わることを祈っている。


そして、2年生になってもこの寮に戻ってこれることを祈っている。

次セメスターの大学寮の申請は8月と思われる。選ばれますように。




 


カナダ現地留学エージェントの【カナダジャーナル】


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ブログを記し始めて2年半

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