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2024/08/16

出国前 IELTS

8月3日(土)に、自身の英語能力の現在地を確認するため、IELTSを受験した。

IELTSを開催している団体は複数あるが、私は今回もidp IELTSを利用した。

これについては深い理由はなく、昨年初めて受けたIELTSがidpで、そのままidpを利用して今回が3回目となる。

そもそも、豪州のパースでIELTSを初めて申し込んだ時、団体が複数あるとは思いもよらなかったので、検索して出てきた団体、idpへ申し込んだのが始まりだ。

ちなみに豪州では謎に受験料がAUD410(約36,000円)もした。

本当、英語圏だというだけで良い商売だ。


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もくじ


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結果

そして本日出た結果はこの写真の通りだ。



なんともまあ・・・スピーキングの結果には胸が痛む。


だが、前回受験した時に比べて、大学の面接も普通にやったし、普段の会話は改善されているのは感じているので、ゆっくりかもしれないが首尾一貫でがんばろう。


Writing

Task 1

バーチャートで、豪州のある地域の、5つの部門の労働者の数を2001年と2008年で各部門、比較したものだった。

どの部門も年ごとに差がほとんどなく、少し書きにくかった。

その上、部門別で見ると「セールス」だけが突出して大多数が従事しており、他の「会計」などの4部門は、みんな横並びに近く、どこを比較するか少し苦戦した。

ただ最低限やらなければいけないこと、20分内で終わらすことはできた。


Task 2

めずらしくProblem Solution形式のテーマだった。


IELTSのWritingは大きく分けて、

①Problem Solution

②Argumentation

③Discussive

の3パータンだと語学学校では教えられたのだが、過去2回の受験も、公式テキストでも①のパターンを経験していなかったため、「Problem Solution形式には当たらないでしょ」と、①のパターンは練習せずに、たかをくくって試験にのぞんだが、これは失敗だった。


読み書きできない成人が大量にいる問題がある

そんな人たちがこうむりえる不利益はどんなことが考えられるか

それを解決するために政府は何ができるか


と、上記のような2段階テーマで、私にとって全く馴染みのない「読み書きのできない大量の成人」についてProblem Solutionを書かなければいけなかった。

これはちょっと正直くじけそうになったが、とりあえず最低限の構成と結論までは時間内に書き上げた。

しかし、最も問題だったのは、自分のWritingを読み返す時間がなかったことだ。


感覚としては6.0いけば良いかなというくらい、いまいちの出来だったが、結果は6.5だったので、恐らく一緒に受験したまわりの皆さんも、このトピックにはうまく取り組めなかったのだろうと想像する。


Reading

Passage 1

豪州の水道水の水源確保や水道インフラ、その歴史に関するお話だった。

世界で最も乾燥した陸地だが、実は岩石で構成された層に地下水源があり、岩石がつくるスキマを埋めている砂に含まれた水がそれで、みんなタップウォーターを安心に使用できているという話や、くぼみ地形が生み出す天然の水がめに降りてくる水はその過程でろ過され、水質が良いという話、またダム水源や河川から利用する水の比較など、なかなか面白い内容だった。

都市部から離れると水道インフラがコスト高で、割に合わない、新しいビル建設には屋上に雨水用の貯水タンク設置が求められる都市もある、という話もあった。

私の記憶によると、問題形式は、


内容の要約文の単語空所補充

説明文に対するTRUE / FALSE / NOT GIVENの選択

内容に合致するものの選択


となっていた。

文章は総じて読み易かったが、ある選択肢で「何世紀も前」とあり、文中では「〇千年前」という表現で、回答をTRUEにするか迷ったのを記憶している。

他にも少し悩んでしまった設問があり、17~8分消費してしまった。


Passage 2

学校教育への両親の関与度合いと、生徒の成績改善度合いの相関有無のお話。

数人の研究を例に出し、学校のイベントなどに積極的に両親を関与させることは、生徒の学業改善に効果的だとか、効果は期待できないとかを議論していた。

問題形式は、


説明文に対するTRUE / FALSE / NOT GIVENの選択

各研究者の名前と主張の合致するものの選択

最終パラグラフの結論と合致するものの選択


で、このパートのラストの問は、Passage 1で予定より消費してしまった時間を補いたかったため、即選択してPassage 3へ突入したので、不安の残った設問だ。

しかし、そのため25分程度残してPassage 3へ突入できた。

文章レベルは総じて読み易い方だった印象だ。


Passage 3

映画のデジタル化にまつわるお話。

従来の映画を過去のフレスコ画や、油彩画の製作過程と比較し、やり直しが効かないフレスコ画に、従来の映画製作の姿を重ねてみたり、集団で製作していくスタイルと個人で完結させてしまうスタイルを比較し、個々人がデジタルで映画を製作していくことが大多数になりゆく現代だ、というようなことが書いてあった、と思う。

問題形式は、


各パラグラフのヘッドラインを選択

与えられたセンテンスの続きに相応しいセンテンスの選択

内容に合致するものの選択


という構成だった気がする。

総合的にPassage 3が一番難しかった。文章自体は標準的だったと思うが、中盤にあった、内容の説明しているセンテンス(10個くらいあった)の続きのセンテンスを同数の選択肢から選ぶ問題は、数が多かったので、リーディングの終盤にこれは、時間をしっかり確保していないと、キツイ量だったと思う。

またヘッドラインの選択肢もやたらあった。


昨年受験した2回のReadingはいずれも時間不足だったが、今回、全文章読んで、全設問回答できた。


Readingのバンドスコアが4技能の中で突出して高得点になるのでは?

と受験後思ったのだが、それでいて7.5どまりというのは、やはり長文が読み易く、受験者の皆さん正答率が良かったのか、標準的な問題だが、私の読解力がいまいちでミスが多かった結果なのかはなかなか判断が難しい。


Listening

Part 1(ディクテーション)

ローカルのChoirに参加したい男性が、その団体へ電話で申し込みをするストーリー。

まずChoir(kwάɪəと読む)がトピックに出されたのはちょっと驚いた。たまたまこの単語を知っていたが、通常の単語帳レベルだと、まず見ない単語だ。

意味は教会の聖歌隊のことで、日本人には更に馴染めない単語だ。

ただ今回の設問に対しては、この単語の意味を知らなくても全く問題がなかった。


よくある電話番号や日付を聞き取らせる問いが序盤に与えられたが、スピーキングスピードが速かったので、正しい番号を書けたか自信がなかった。

そもそも自分の文字が殴り書き過ぎて読めない数字が一つあった。

実生活で番号をあんなスピードでしゃべられたら、なんて優しくない人だ、と思ってしまいそうである。

そして間髪入れずに、誕生日を喋り出したので、電話番号の数字に固執してしまい、日付もかなり焦って書くことになった。心の準備不足だった。


歌った経験はあるかとか、前の職業はなんだとか、ボランティアはどうだとかのやりとりのあと、このパートの最後の方には、お馴染みの参加料を書きとらせる問題もあり、全体的には良くある構成だが、私の印象だとPart 1は4つのパートで一番容易というイメージがあったので、それより難易度は高かったと感じた。


Part 2(マップ)

空港の出発ロビーのマップが与えられ、ナレーションを聞いて、5つのサービスがマップ内のA~G中のどの位置にあたるかを回答。

初っ端の選択肢をボーっとして、いまいち聞き逃してしまったが、残り4項目は確実に選べたので、残った3つの選択肢と、うろ覚えの記憶に頼って1項目めを回答した。

次にカウンタースタッフの着ているユニフォームに関しての質問や、ボーディングエリアまで何で移動するかの質問、ラッゲージやスタッフのサービスに関する質問があったが、自信のない制服の色以外の質問は、おそらく正答を選べたと思われる。


Part 3

2人の生徒(?)が、過去、現在の色々な建築のデザインや素材に関することに議論しているストーリー。

あまり覚えていないが、Part 3としては珍しく難しくなかった気がする。


Part 4(ディクテーション)

これもなんだか良く覚えていないが、海の底で見つかった部品が、すごい昔の優れた発明品の一部でうんたらかんたら、現在にも活かされている技術、というストーリー。

このパートも初っ端、すこし散漫になっており、聞き逃した

以降は正答できたとは思うが、自信がないところもわずかにある。


パート1のChoir同様、ここではEclipseという単語を書き取らせたことに驚いた。

日食や月食のことを意味するが、昨年、豪州にいた時にEclipseがあり、語学学校のクラスメイトに単語を教えてもらったことで、たまたま覚えていた。ラッキー。


Part4としては、回答部のスピーキングスピードが速いものが多く、少し難易度が高いと感じた。

例えば、made of ( wood )と、回答は単純だが、woodの発声がかなり一瞬だったので、少しでも散漫になっていると容易に聞き逃したと思う。


今回のListening全体の印象として、Part 2と3が容易だったように感じた。


得られた8.5というバンドスコアから判断するに、今回のPart 1とPart 4は難易度が高く、それらのパートの、私の自信のない回答はけっこう正答だったという感じだろう。


Speaking

単刀直入に、まったくの対策不足だった。

大学の面接前からスピーキングの機会を設けていたので、前回よりはイケるでしょ、と思いつつ受験したが、あの無機質な質問に対しては、やはり入念な対策が必要だと思い知らされた。

「あなたが通っていた学校や大学について、~など説明してください」

そんな昔のこと、思い出せないです。

「この先ビルディングはどうなっていくと思うか」

どうなっても良いです。

「幼年代、小中等、大学とビルディングや施設の役割に違いがあるか」

そりゃあるでしょ。

「幼年代の学校のplaygroundはどうあるべきだと思うか」

・・・。

実際は上記の質問に、何か一所懸命回答したが、設問の内容に囚われ、ナチュラルフレーズや、ボキャブラリ、文法などに意識をむけることができず、同じ単語を繰り返し使用したり、愚の骨頂だった。

こんな質問、たぶん日本語で答えたとしても、私はバンドスコア5.5ではないか。



思い出せる限りで、内容は下記。


Part 1

仕事をしているか、勉強をしているか

なぜその仕事を選んだか

将来どんな仕事につきたいか

スマートフォンについての質問


Part 2

あなたの学校または大学のビルディングを描写してください

 どこにあるか、どんな設備があるか、それらについてどう感じたか


Part 3, 4

ビルディングや施設についての質問

ビルディングの未来はどういう展望か

各年代で学校の施設に違いはあるか

幼年代のグランドはどうあるべきか




スピーキングが終わり、重い足どりで家路についた際、冷静になって考えてみたが、何のことはない、昨年も含め、4技能の勉強や練習に割いた時間はR→L→W→Sの順に少なくなる。

今後IELTSを受ける予定はないが、もし受けることになった場合はちゃんとした対策が必須だ。


総括

まず、Writingはテキストの問題を題材にして、60分計測して本番同様書き上げ、自身で何度も読み直し、Re-writeする、ということをTask 1と2、それぞれ10本ほど取り組んだ。週1本ペースだったので、2ヶ月ちょっとというところだ。

本番に、練習しなかったProblem Solutionタイプが出題されたことを考慮すると、まあ正直6.5は及第点である。

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Readingは、本番2日前から4回ほどテスト形式の問題を練習した以外は、特に取り組んだことはないが、大学出願の際、結果的にかなりの分量の英文を読んだこと、たまに速読英単語を読んでいたことにより、リーディングスピードが上がった、単語量が増えた、と思いたい。

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Listeningはケンブリッジ英検のリスニングオーディオを使用してシャドーウィングを日常的にしていたので、結果的に耳もついてきた感じだ。単語量が増えたことも8.5の要因だろう。

テスト形式の練習はReadingと同じく2日前から4回ほどやった。

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Speakingは、改善している分をどうやってテスト形式の回答に反映させるかの努力を怠った結果である。



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