9月1日、上海経由でブダペストへ向かった。
東方航空と上海航空のシェア便だったのだが、選択した理由は、22時間と比較的短い旅程で、11万4千円程度のリーズナブルな料金だったからだ。
無料で預けられるスーツケース2つ分では足りず、追加スーツケース料金を1万ちょっと更に支払ったが。
写真:スーツケースは3つ根性で持って行った
日本時間18:35に出発し、東方航空による4時間程のフライトで上海浦東空港に到着し、トランジットは5時間程待つ必要があった。現地時間1:50(日本時間2:50)の夜中の乗り換えだったので、しんどかった。
チケットはG102の出発ゲートとなっていたが、空港ロビーのフライトスケジュールを告げるディスプレイはG122と表示されている。
最初G102で待っていたが、いっこうに増えない旅客と欧州人が一人もいないことで、しばらくしてG122へ移動した。国際空港でのゲート移動は距離が半端ないので、こういったミスは本当カンベンである。
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もくじ
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上海浦東空港
バッゲージスルーなので、ここですることは特になかったが、到着後、何もすることがない長時間のトランジットはツライ。何度も経験しているが。
到着
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顔認証のゲート
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かなり歩かされ、乗り換えゲートに到着。
乗り換えゲートは入国ゲートと一緒のフロアで、一見すると、どこに乗り換えゲートがあるのか、少しわかりにくかった。
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パスポートと航空チケット両方をスキャン
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持ち物検査
バックパックひとつだったのだが、バックパックを指し「Mobile battery?」とカタコトで検査官に聞かれたので、「ノーノー」とカタコトで返答。
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不機嫌そうな女性スタッフに金属探知機で身体をくまなくチェックされ「好了」。
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G101-の看板に従い、エスカレータを降ると、ホームがあり、電車に乗る
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到着したターミナルには、先のゲート通過前にあった自販機も無く、唯一ある自販機はスマホが必要で、空港のWiFiに繋いでみたが、全然つながらない。そもそも中国なので、ヤフーは見れないし、LINEなんかも使えるのか良くわからない。
ゲート通過前に少なくとも飲料は手に入れておけば良かった。生ぬるい水を提供するマシンはあったが、広さに対して数が少なすぎる。
それとトランジットが長い場合は、その国用のSIMを準備するのもありかなと思った。
リスト・フェレンツェ空港
上海航空でおよそ13時間のフライトで到着。上海までは結構スカスカの乗客だったが、上海ーブダペストはパンパンだった。
東方航空も上海航空も食事は良くわからないものが出る。
ゼリーの入れ物みたいなパックに入った冷えた水が一番うまかった。
入国審査
到着してバッゲージクレームの前に入国審査があり、これがまた長い。
長蛇の列に並び、結果的にパスポートにスタンプ一個もらうだけに軽く2時間立ちっぱなし。500mlの水のペットボトルが配られたが、本当にうまかった。
ちらほら日本人も見かけたが、数人程度。
薬の持ち込みは医師による英語の診断書が必要と言う割に、何もチェック無し。
頭痛薬くらい持ってくれば良かった。
バッゲージクレーム
入国審査をクリアすると、バッグレーンで既に大量のスーツケースが放置されている。私の3つのスーツケースも無事見つかり(良かった)、TAXIの看板を頼りに建物の外へ。
空港と契約しているFőtaxiの販売所が、出てすぐ左手にあるので、そこで行きたい住所を告げると、何番のタクシーに乗ってねとレシートを渡される。
写真:キヨスクみたいな販売所
スマホSIM
スマホのSIMを入れ替えても、モバイルデータが繋がるのに時間がかかることは良くあるので、寮の住所をあらかじめメモしていたことはナイスプレーだった。
ただ紙を持っていなく、ボールペンで腕に寮の住所を書き込んでいたので、腕を見ながら住所を告げる姿は、相当変な人だと販売スタッフには思われたことだろう。
SIMを入れ替えて、再起動を何回かすれば繋がるので、特に設定もなくラクチンに30日間使える。1か月あれば現地のSIMを契約しなおすにも十分な時間だ。しかも欧州ほとんどで使用できる。
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タクシー
そして私の番号のタクシーが見えると、前にいたレディーが平然と私のタクシーをつかまえて乗ろうとしたので、
「このタクシーは私のだよ、あなたのにも番号あるんだよ」
「あらそうなの?」
と追い払い、タクシーに乗り込んだ。
空港からは20分程度なので、割とすぐに着いた。
運転手も寮のエントランスがどこかわかっていなかったので、「あっちだと思う」と誘導し、目の前まで連れてってもらい、到着。HUF7,500(約3,000円)。
空港からこのタクシーに乗るまで会話した人はみんな英語をしゃべってくれた。
ドミトリー
なかなか年期の入った建物だ。日本風に例えるなら昭和観満載だ。
Tarkarétという名前のドミトリーで、大学の持つ4つのドミトリーの中で、一番遠く、そして一番古い(と思われる)。
また汚い。
主な仕様は以下だ。
3人部屋、クーラー無し。とても古い冷蔵庫1台。
コンセント4か所。1か所は冷蔵庫なので、1人1カ所。
DIYの最中か?としか思えない壊れた木製のロッカーが8カ所。
姿見ひとつ、洗面所ひとつ。ちっさい机とイス1人1セット。
トイレ、シャワー、台所は共用。(トイレットペーパーが無いことが多々ある)
大学のHPでは、リノベを2020年から順次やっていてこんな綺麗だよ、という写真を提供している。どうも女性優先でリノベ済みのフロアに割り当てられているようだが、4年も経っているのだから、全部やってくれよと心底思う。
リノベ前に写っている手前の収納棚は、リノベ後は宙に浮いている。メインの収納は大胆にガバッとマットレス部を上に向けて開けると、すべて収納になっている。
写真:マットレス下は収納
共用スペースのキッチンもえらい違いだ。
↑リノベ済み ↓私のフロア
同じ大学の日本人の新入生で他の寮の人にこの写真を見てもらったが、もっともっと綺麗だとおっしゃっていた。
しかし、Scholarship生の各寮への割り当ては、他の3つのドミトリーにそれぞれ最大110人、30人、20人と狭き門で、ここ昭和寮には最大150人の割り当てであるため、最初の申請タイミングを(大学のせいで)逃した時点で、私はこの寮に決まったようなものだった。
先出の日本人はなんと、大学に近くて綺麗な最大30人の割り当てのところに配属されたが、毎月€100(約1万6千円)を払えと言われ、帰国してしまった。(理由はそれだけではないだろうが)
大学のHPには、奨学金の住居補助に関して、
とあり、ウェビナーでも奨学生は大学のドミトリーだと無料で、それ以外になった場合はHUF40,000/月(約1万6千円)を支給される、との説明だった。
こう言われて入学を決めたのに、逆に€100/月を払えと後出しジャンケンされるのは受け入れがたい。
先出の日本人は4年制の学部だったので、€100 x 12か月 x 4年で約75万円の出費増だ。
私のところはというと、そんなアナウンスはないので、無料だ。
というか、これにお金払えと言われたらそれこそ帰りたくなる。
他にも後出しジャンケンのような例がある。
左の書類はドミトリー入りが正式に決まった際に送られる書類の中の一文。クーラーが無いので、網戸付きの窓のみ1日中開け放している。
朝だけは20℃前後まで下がり涼しいが、日中は30℃を越え、夜9時くらいでも30℃近いので、寝苦しい日々が続きそうだ。

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