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2024/09/07

渡航後の手続き

ハンガリーに到着して入寮したならば、まずすることは大学へのEnrolment→履修登録であるが、その他にも手続きが色々あり、正直とても面倒くさい。

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もくじ

1.入寮手続き

2.Enrolment

3.履修届け

4.Active School Certificate

5.Stipedium Hungaricumの登録

6.EnterHungary(Residence Permit:長期滞在許可証申請)

7.NEKナンバー取得

8.学生証申請

9.TAX IDの取得

10.銀行口座の開設

11.Medical Examination

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1.入寮手続き

入寮初日に空欄だらけのまま、サインをお互いに書いた「入寮したよ」という書類を渡される。どんなにみすぼらしくても、法的な書類なので捨ててはいけない


ちなみに寮のレセプションで英語は通じない。


たまたま近くにいた英語を話すハンガリー人の学生に「夜19時にあそこの部屋で寮の登録手続きが必要だよ」と教えてもらった。

そこでは電話番号や、緊急連絡先の電話番号の登録をした。


この後、以前の記事で書いたが、支給されると思っていた、シーツの話や枕カバーのくだりがあった。


2.Enrolment

大学へ赴き、事前に指定されていた書類とそのコピーを一式持って行く。

オリエンテーションウィークをすっぽかした人は、その翌週から毎日平日の16時まで受け付けている。


  写真:Enrolmentはこのビルの1st Floor

私は16時ぎりぎりだったので、担当のレディーにとても急かされ、ため息をされながら、書類のやりとりをした。

寮の住所やサインなどその場で書き込んだが、焦って書いたので、今思えば住所は間違った郵便番号を書いたまま提出してしまったり、コピーでなく原本を渡してしまったりした。


わからないのは、Recognition Processで学歴を確認されて、入学を認められているのに、なぜまた書類に最終学歴などを書かされるのかだ。

全く無駄である。


この作業を終えると、その担当してくれた人が学生用プラットホームNeptun上で、学生のステータスをActiveにする権限を与えてくれる。

適切な日本語に当てるのは難しいが、例えるならActiveにして初めて「在学している」ということになるのだと思う。


3.履修届け

Enrolment後、帰宅してNeptunをひらき、学生ステータスをActiveへ切り替える。

すると、今までプランニングまでしかできなかった履修カレンダーの登録が可能となり、あらかじめ計画していた講義、ひとつひとつ登録ボタンを押していく。


写真:金曜はなぜか講義がない(黄色がプラン、緑が登録済み)




問題は、オリエンテーションウィークをすっぽかして、遅れての履修登録となるため、'Full'という表示が出ており、登録したかった講義が選べないことだ。

いまだに入国できていない他の学生はどうなるのか。


ウェビナーでは9月9日の前までには入国すること、という説明だったのだが、これもあえて言葉足らずにしたとしか思えない、大学側の後出しジャンケンである。

その時点で履修登録は9月2日まで、なんて言うと学生側からは、遅れるとどんな不利益があるのか、という質問攻めにあってしまうのは想像に難くない。


ただ実際には、結構柔軟な対応をしてもらえるところもあるようだ。

私はスペイン語の授業の登録後、その授業はハンガリー人むけ(講義がハンガリー語)であることに気づき、担当講師へメールを打ったが、そのまま留学生向けのスペイン語のクラスに出席して良いと言ってもらえた。

変更先のスペイン語クラスはすでに'Full'にも関わらずだ。


こういう対応が可能なら、なぜ履修登録者数にリミットを設けているのか。

もしかして、必修の体育も'Full'になっているところの講師へ連絡すれば、ねじ込んでもらえたのか?

どのスポーツもいっぱいだったので、「ファンクショナルトレーニング」というわけのわからない科目を選択せざるを得なかった。

必須の持ち物は「タオル」だそうだ。



4.Active School Certificate

先のActivationにより、新たなステータスの証明書が発行される。

入学許可証に続く、一歩進んだ、在学証明書とでも言うか。

これはNeptunからダウンロードできる。


CUSMANを使いこなせていれば、マニュルにも巡り合えたのだろうが、私はHÖOKのメンターにWhatsAppのグループチャットで教えてもらうまで全く知らなかった。


この書類は大学生である証で、NEK申請や長期滞在許可証の申請にも必要な書類だ。


5.Stipedium Hungaricumの登録

オリエンテーションウィークから参加した生徒は、そこで登録についてや、入国後の必要な手続きの説明がされたそうだが、入国できなかった生徒には、別途メールが送られてくる。

内容は、Neptunで登録用のフォームをダウンロードし、またメールで送られてきた書類もあわせてプリントアウトし、青のインクペンで必要事項を記入の上、パスポートを持ってオフィスに来なさいというものだ。


1.同意書(Neptunでダウンロード)

 2部印刷、青のインクペンで4枚目に署名


2.UNIQA宣言書

 2部印刷、3カ所に青のインクペンで大文字で署名


3.セメスター登録書

 2部印刷、青のインクペンで大文字で署名


4.そのほか

 Residence Permit

 Address Card

 Tax ID

 Bank Account

 ※これらの情報は取得に時間がかかるので後日で良い


ちなみに登録作業がすべて終了しないと奨学金は発動しなく、また手続きには2~3ヶ月かかるというアナウンスが以前あった。

そして各セメスターごとに登録が必要である。(えぇー・・・)


6.EnterHungary(長期滞在許可証申請)

このResidence Permitが一番骨の折れる手続きとなる。


日本人はビザなしで90日間までハンガリーに滞在できる。(2024年9月現在)

それを超える場合、入国後30日以内に長期滞在許可証を申請しなければならない。

駐日ハンガリー大使館でも申請可能だが、渡航の5週間前までと定められており、申請にはハンガリーの住所が必要なため、渡航1週間前に住所が決まった私には無理な話だ。


流れとしては、まずオンラインで申請し、その後、15日以内に移民局へ足を運び、手続きを行うと、数ヶ月後にカードが大学へ送付されるので、それを受け取る。


しかし書類がたくさんあるのでやりとりが大変だった。

日本であれば、コンビニへ行って、書類の印刷やスキャンをするところだが、寮のまわりには何もない。

新たな書類ができる度に街へ出て、スキャンショップへ行くのは本当手間がかかるし、疲れる。



入国後まず下記に取り組む。(Stipendium Hungaricumの生徒は申請無料)


①EnterHungaryというサイトへ登録


②EnterHungaryで必要項目の入力

けっこうわかりにくいので、マニュアルが必要なのだが、他の大学によるガイドが割とわかりやすかった。


③必要書類をアップロード

 ・パスポートのすべてのページのスキャン(1つのデータで)

 ・顔写真(アップロード用のデータ準備要)

 ・銀行残高証明書

 ・Letter of Award(Scholarshipの場合、自費の場合は海外保険証明書)

 ・Letter of Acceptance(入学許可証)

 ・Certificate of Student Status(Active School Certificate)

 ・入寮証明書(賃貸契約書など住所を証明するもの)

 ・最終学歴の卒業証明書

 ※不足の書類があるとサイト内のTo Do Listに何々をアップロードせよと指示がもらえる


 ※上記をアップロードすると申請書などが送られてくるので、印刷して写真と署名を追加しアップロード

 ・顔写真と署名入りの申請書



パスポートはなぜか全ページを要求される

これを書いている現在も未実施で、後日アップロード予定。


上記は私なりに考えてアップロードした項目だが、パスポートの全ページのアップロードが完了していなくても、移民局での対応はしてもらえた。


またResidence Permitの申請で、QRコードのAddress Cardも後日生成されるようだ。

また、住所が変更になった場合は3日以内にこのシステムからAddress Cardの更新が必要である。


④上記実施後15日以内に移民局を訪れ、生態認証を行う

(フォームの記入、顔写真の撮影と指紋登録)

大学側から指定されていた移民局は2カ所で、

 Budapest, Szegedi út 37, 1135

の方を訪れた。


   写真:32番のバス乗り場

まず寮の前から168Eのバスに乗り、Örs vezér tere M+Hのターミナル(終点)まで行き、そのはす向いの別のバスターミナル横の幹線道路の32番のバスをゲットする。

そこから15停留所目の

Szegedi út

で降車すると目の前が移民局だ。


入口が少しわかりにくいが、外国人がたむろしているのですぐにわかる。



8時から開門なのだが、私が到着した9時半には待合番号受け取りに列が既にできており、受付するだけで1時間

受付番号をもらってからは4時間、待合で待った

入国翌日から喉の調子がおかしかったが、この5時間がとどめとなり、夜発熱した。



受付ではResidence Permitを申請したい旨を伝えると、パスポートとEnterHungaryのサイトの登録番号を要求される。(EHから始まる登録番号)


そして待合番号を渡される。

電光掲示板はまだ210番代だ。

ここから更に4時間待ったわけだが、みんなぐったりしていた。
260番と261番の中国人レディーを除き。

この2人は受付前も含め、5時間しゃべりまくっていた。本当にうるさかった

5時間もつそのエネルギーには感服であるが。




数人日本人も見かけたが、ほとんどはスラブ系、中国系の印象だ。


自分の待合番号になると、奥にある番号のついたブースへ呼び出される。

ご用件は?と聞かれるので、Residence Permitを申請したいと伝えると、滞在目的など、いくつか質問に応えたあと、書類を渡される。


 写真:証明書関連は全てファイリング

そのフォームには、入学した大学の住所や、最終学歴の教育機関の住所を書き込む欄があるので、スムーズに確認できるよう、卒業証明書などの書類はファイリングし、整理したものを持って行くことが必要だ。


フォームを書き終えると、顔写真の撮影と、左右の人差し指の指紋の登録をする。


基本的にはこれで終わりだ。



最後に何か質問はあるかと聞かれたので、Residence Permitに対してのペーパーワークはもうないよね?と伺ったところ、ないけど、パスポートのアップロードは全ページね、と念を押された。


体調も悪く、疲れ切っていたが、タトゥーの入った担当者も1日中作業して、うんざりしているだろうから、しっかりお礼を言ってその場を後にした。

 ※移民局の受付と担当者は英語OK


※05/12/2024 追記

結局、長期滞在許可証(Residence Permit)は昨日、12/4の夜に大学からメールをもらった。許可証が大学に届いたから来週の水曜に取りに来いと。


日本人のビザなし滞在は90日間なので、不法滞在状態と言えるかもしれない。移民局側からすれば、その期日前までには承認してますよ~ってことなのかもしれないが。


なぜ大学に届いたかというと、まず大学から、奨学金の振込みがあるので、銀行口座をなぜ開いていないのかと連絡が来た。

滞在許可証がないからです、と回答すると大学側から移民局へ連絡をしてくれた。

その後アドレスカードも送付され、現在に至る。

まわりの例を見ても、みんな2ヶ月はかかっていたようだ


写真:滞在許可証



7.NEKナンバー取得

これは簡単に言うと、教育に関する社会番号である。(想像するに)

日本だと大学の学生証は、大学が勝手に番号振って発行して終わりだが、ここでは公的な番号をまず取得し、その番号を大学へ申請することで、学生証と紐づけがなされるようだ。

Kormányablakという施設で申請ができ、同名の施設がブダペシュト内にいくつもある。


私は大学から一番近い下記を利用した。

Kormányablak IX. kerület Bakáts tér

Budapest, Bakáts tér 14, 1092


必要なもの

 ・パスポート

 ・Active School Certificate(Certificate of Student Status)


   写真:扉を開けてよろしいものか迷う外観

扉を開け建屋に入ると受付みたいなテーブルに座っている人に、グーグル翻訳でハンガリー語に翻訳した「NEKを申請したい」というスマホ画面を見せると待合番号の札を渡された。


1時間半くらい待たされた後、窓口に呼ばれたが、そこは英語対応可能だった。

NEKナンバーの記された紙の発行までそんなに時間はかからないが、写真撮影もある。

なんだか日本の区役所をすごく小さくしたみたいな施設だった。


※14/11/2024 追記

学生証申請が1度却下され、再度上記施設へNEKナンバーを申請した。

原因は、出生地が市名ではなく、都道府県名で登録されていたため、学校側のデータとマッチしなかったためだ。

後日再度訪問し、市名に修正するようお願いし、NEKナンバーを再発行。

大学へ学生証を再度申請した。


8.学生証申請

NEKナンバーの申請後に渡される2枚の書類の右上に、NEKナンバーが記載されいてるので、それをNeptunで「学生証の申請」の際、打ち込む。

これで申請は終わりである。

恐らくNEK申請で撮影した顔写真がそのまま学生証になると思われる。


※14/11/2024 追記

学生証がやっと発行された。学生証というよりNEKカードという感じだ。


写真:学生証

裏面の右下のシールは大学にて毎年張り替えで、大学名と番号が記載されている。



9.TAX IDの取得

※今後対応予定のため後日記載




10.銀行口座の開設


※13/12/2024 追記
12月、やっとアドレスカードと滞在許可証を得たので、OTPというハンガリーで一番大きい銀行で口座を開いた。

理由は寮から一番近かったので。

学生むけのアカウントもあるが、私はその年齢制限にはもちろん入らないので、普通の口座となる。


興味深いのは、出身国によって銀行の対応が違う。
カザフスタンの18歳もOTPで開設したが、学生向けアカウントは対応不可だった。



店舗に入るとタッチパネルがあるので、英語を選択して、「新しく口座を開く」を選択すると待合番号の書かれた紙が出てくるので、待つ。

空いていたので、すぐに呼ばれたが、ここからが結構長かった。

書類がとても多く、20か所くらいサインをした。
以下の情報の持参が必要。

・パスポート
・アドレスカード
・滞在許可証
・メールアドレス
・電話番号

登録作業をしながら、窓口の店員からいくつか質問や説明がある。
ハンガリーの銀行はどこも口座維持費を取られるのが一般的なのでその説明をされた。
あとは引き出し限度額やその手数料説明も。



カードはポスト投函だと3週間かかり、銀行受け取りだと1週間だが有料、どっちが良い聞かれた。
正直カードなんていらないんだが、3週間の方でと回答した。


暗証番号を3種類登録したあと、アプリをダウンロードして紐づけのためのレジスターをする。
よくわからなかったので、スマホを店員に渡してやってもらった。


アドレスカードはいま絶賛更新中だったので、更新後に窓口に来る必要あるかと尋ねると、絶対じゃないけど・・・とごちゃごちゃ言っていたが、まあ絶対じゃないなら行く必要はないだろう。


11.Medical Examination


※15/12/2024追記

これはScholarshipホルダーの生徒は必須
大学側から病院を予約しなさい、と連絡がある。

私の場合12月にその連絡が来た。
しかしタイミングが悪い。プレゼン準備やテスト前で、日程をすぐに避くのが難しかったのと、予約サイトが全然オープンにならないし、選択肢も少ないためだ。

しかし、最初のセメスター内にメディカルチェックを終わらせないと、Scholarshipから抹消されるとあるので、最優先ではある。


流れとしては、

1.大学を通して予約依頼のメールが来る

2.予約する

3.事前に質問事項を印刷し、回答する
 ※出願時に作成したMedical certificateと同様の内容の質問があるので参照する
 ※Covid-19のワクチン接種の日程も聞かれるので調べておく

4.当日、予約時間の15分前にいく
  Covid-19テスト
  血液検査
  X線撮影
  血圧測定・質疑応答
 ※朝イチを予約しないと待ち時間が1~2時間となる
 ※朝イチで行くと10分程度で終わる

5.2週間くらいで結果がメールで送付される

6.DreamApplyへアップロード

写真:事前質問用紙


必要なものとしては、

1.Letter of Award(Stipendium HungaricumのIDが必要)
2.パスポート
3.Medical certificate
4.ワクチン接種証明書(もし他に持っていれば)
5.事前質問アンケート用紙


私が利用したのはMOM PARKという Csörsz通りにあるショッピングモール。
その2nd floorにあるSzent Magdolna Private Hospitalというクリニックである。
トラム61番か17番に乗り、Csörsz utcaで下車、Csörsz通り沿いからモールの回転扉をくぐると左側にエレベータがある。

と説明されていたが、死ぬほどわかりにくく、エレベータに気づけなかった。

見当違いの1st floorまでしかないエレーベータで上がったところで、モール内を歩いていたスタッフと思しき人に声をかけ、連れてってもらった。
あまりに見当違いなところを歩いていたので、質問した時に苦笑いされた。「こんなとこ探してるんじゃねぇ」と。

   写真:この中にエレベータがある
2nd floorに上がると、すぐに受付があるので、席に座って待つよう促される。

順番に呼ばれ、事前アンケート用紙とパスポートを手渡す。

するとまた座るよう促される。

その後再度呼ばれ、奥の右手にある「ラボ」へ。

その前にイスがあるので、待つ。

そこでCovid-19と血液検査を実施。




ガムをクチャクチャさせた看護師に血液を抜かれる。

浦沢直樹のモンスターに出てきそうな眼の下にクマがあるような表情の看護師だ。

その後にX線だが、ここで人の流れは完全に詰まる。
私は朝イチのトップバッターだったので、待たずに担当医の応答まで待ちなしでいき、10分程度ですべて終わった。



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