本日、突然サマータイムへ移行して、昨日と1時間ずれており、今日は23時間である。
なので今日はいつもより1時間少ないということだ。
そして昨日で1ヵ月のラマダンも終わったので、ルームメイトのムスリムは大喜びだ。
昼近くに起きてニコニコしながら水を飲んでいた。
(ラマダン中は日が出ている時間帯は水も飲めない)
こちらとしても、真夜中に料理して食事してごそごそされるのが減るので喜ばしい。
現在ちょうど後期の半分が終わったところで、各講義・セミナーの色が把握できた。
基本的に英語との闘いだが、状況をまとめてみる。
1.ハンガリー語
最近は基本的に土日も含め毎日触れるようにしている。
単純に動詞、形容詞、名詞と語彙量が増えてきたので、新しい単語を頻繁に触れて定着させるには毎日すこしずつやるのが一番だからだ。
新単語を吸収するのも苦労するが、動詞の活用も大変だ。
文法も接尾辞の種類がどんどん増え、複雑になりつつあるので、それを覚えるためにも、繰り返し復習をする必要がある。
授業は、講師にハンガリー語で突然質問されると対応できないことが多く、スピーキングとリスニングに問題があるが、単語がわからないというわけではなく、スピードの問題なので、鍛錬する時間が必要だ。
このクラスには別学部の日本人が1人いる。
彼はピアノを学ぶため、ドイツの大学に合格したが、コロナで日本の大学の文系へ変え、いまはその大学に在学したまま、コルヴィヌスへ入りなおしたという変わり者だ。
ポーカー中毒で面白そうな子だ。
2.ヒストリー
前期から講師も変わらず、内容は前期の中世~近世から、近代へと移った。
この講義を受講しているのは、International Relations の学部生だけなので、前期166名で、後期163名履修しているということは、前期終了時に少なくとも3名は学校を去ったということだ。
私は前期、その辞めた3名のうち2名といつも一緒にいた。
この講義は一番のお気に入りだが、テスト準備は大変なので、後期は早めから少しずつエッセイを準備するということが大事である。
3.経済学
3学部の必修なので、履修人数307人であるが、かなり嫌っている生徒が多いようだ。
講義とセミナーに分かれており、講義で学んだ内容に関連した問題を、1週遅れてセミナーで議論するという形式で、1グループ30名ほどに分割されたセミナーで、毎回、各大問ごとランダムに議長が指名され、問題を生徒に議論させるという方式だ。
毎授業6~7名指名され、後期のあいだで各生徒2回は議長役に指名される。
私もすでに1回指名された。
私見を述べると、このスタイルには無理がある。
・そもそも講義内容はセミナーの問題を解くのに助けにならない
・セミナーに準備してこない生徒からの発言は期待できない
・4回まで欠席できるので、それを最大限活用する生徒がいる
ということで、討論形式で回答を導くというスタイルからは程遠い状態だ。
個人的にはセミナーでやらせたいことは、1セメスターずらした方が良いのではなかろうか、と思う。
ちなみに講義スライドは役にたたないので、そのスライドのもとになっている、経済学の指定ウェブサイトを読む必要がある。
これを読まないとセミナーの問題を解くことはできない。
4.心理学
なんだか前期の哲学に雰囲気が似ているが、2学部から履修しているようで、登録者数は241名である。
個人的には前期の哲学の方が有益かな?という感想。
水曜に2コマ続けてあるので、180分も聞くのは正直しんどい。
しかも水曜はヒストリーを180分受講したすぐ後に心理学が来るので、くたくただ。
授業開始時の小テストさえ受ければ講義は出る必要がないので、ほとんどの生徒がテスト後に講義室をあとにする。
この小テストを毎回受けるか、試験期間にテストを受けるかの2択があるが、私はこの調子で小テストを受け続ければグレード5を取れそうではある。
5.法学
米国人の法律家による講義だが、どんどんつまらなくなっていっている。
講義に一貫性が見られないし、何がテーマなのか見えない。
そのうえ、ヒストリー180分、心理学180分を受講したあとにくる90分なので、正直毎回ガス欠だ。
最近は講師都合で突然ダブルクラス(180分)にされたり、良くわからないゲストスピーカーが来たりで、何を勉強しているのか不明瞭である。
テスト前の勉強がいまから不安である。
6.統計学
内容は中学数学にすこし大学の統計知識が加わる程度なので、計算過程自体は難しいことはない。
それに加え、エクセルの表計算、ピボット、グラフの使い方をマスターすれば、残りは英語との闘いのみである。
セミナーは月曜なので、日曜と授業後に、予習・復習の時間を取るようにしている。
そうして過ごしていけば、最終テスト前の勉強はそんなに大変ではなかろう。
7.Research Methodology II
マンダトリーリーディングに与えられる本は、面白いし学部の専門としても大いに繋がる内容なので申し分ないが、これも英語との闘い。
本が母語であれば、もちろん1週間は十分な期間だが、英語だとそうはいかない。
まあそこはがんばるしかない。
しかし、宿題に関してのインストラクションがあいまいなので、そこは気にいらない。
そもそも前期と後期で講師が変わっただけで、なぜこんなに基準が変わるのか。
与えられたインストラクションに従ってエッセイを書いて、そうじゃないと言われる点が出てくる時点で、インストラクションがあいまいすぎると講師陣は思わないのだろうか。
いついかなる時も英語との闘いで、経済学のセミナー議長役や発言時には、自分のスピーキング技能のまずさを痛感させられるが、今回、統計・経済を勉強していて思ったのは、数式があると英語関係なしに、なんと内容をスッキリ理解できることか。
こちらの大学に理系文系というくくりはないが、数式を多く使う工学系なんかは、講義や資料の理解は早いのかもしれない。
理系の方が、講義のコマ数は多いかもしれないが・・・。
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