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2023/10/25

Women's World Cup 2023

私が語学留学先にオーストラリアを選んだのは、ケンブリッジ英検のコースがあること、日本との時差が小さいこと、そして女子サッカーW杯の開催国だったことだ。


あわよくば、なでしこジャパンを生で応援したいと目論んでいたが、組み合わせ抽選会の結果、決勝まで進まない限り、日本代表の試合はすべて共同開催国のニュージーランドが会場だった。


さすがに西オーストラリアからニュージランドは、お金的にも、時間的にもキツイ。


結局、Optus Sportというオーストラリアのライブストリーミングサービスを契約して、なでしこジャパンを応援した。


オーストラリアのサッカー人気

オーストラリアは男子・女子通じて、サッカーはそこまでプロスポーツとしての人気と地位を確立できていない。

オーストラリア出身のサム・カーは世界的スーパースターだが、イングランドのWSL(Women's Super League)でプレーしている。


オーストラリア国内トップリーグは12チームで、まだまだ小さな規模だ。


クリケットやオーストラリアンフットボール(豪州特有のスポーツ)、ラグビーといった方が俄然人気だ。


そのため、街の雰囲気からは、今回のW杯を起爆剤にして人気を稼ぎたい、という意気込みを感じた。


写真:マチルダズが勝ち上がったため、パブリックビューイングも役割を十分に果たした

実際、ベスト4まで勝ち上がったため、W杯を気にもとめなかった層が、結果くらいは気にするような変化はあった。

しかも、ラウンド8で、まさかのフランスをPK戦で破ってしまってのベスト4だ。

これには正直びっくりした。

ホームの雰囲気により、実力以上のプレーが出ている感じだった。


出し切った後のラウンド4ではイングランドにあっけなく敗れた。           (ただしサム・カーのゴールだけはすごかった)


さらなる人気を掘り起こす大事な機会になる自国開催のW杯で、サム・カーがケガで出遅れたことは、オーストラリアにとって非常に残念だった。


しかしチームの実力からすると、4位の結果は十分だったといえる。


ところで、なでしこジャパンのように、各国愛称を持っており、現地の実況やニュース記事はけっこう愛称を使用する。Nadeshikoも多用されていたので少し意外だった。


オーストラリア女子サッカー代表はマチルダズと呼ばれ、どうもメスのカンガルーの名前から来たようだが、歌が由来だとか所説あるようだ。


同じくW杯に出場していたジャマイカ女子チームはレゲエガールズ、南アフリカはバニャナバニャナという愛称だが、なんとも微笑ましい。



現地観戦

西オーストラリアでも、数試合予選が開催されたので、サッカーに全く興味のない台湾人とコロンビア人を誘って観戦した。


カードはコロンビアーモロッコ。


オーストラリアにはコロンビア人があふれており、会場はコロンビア人ばかりだった。


キックオフ前からお祭り騒ぎだ。


写真:会場となったPerth Rectangular Stadium

会場に入り、当然のように私たちの指定座席に座っていたコロンビア人に、丁重に席をゆずってもらい観戦した。

コロンビアは大量失点で負けない限り予選突破で、明らかにそういう試合運びだった。

一方、モロッコは勝ったとしても、他会場の韓国ードイツでドイツが勝利すれば、予選敗退だ。


勝つしかないモロッコはかなりモチベーションが高かったが、実力的には明らかに劣るため、決定機は作れないでいた。

しかし、ペナルティ1本でモロッコが勝利してしまった。

おまけにドイツが韓国と引き分けたため、モロッコが予選突破のおまけつきだ。


       動画:たまたまこの席だった

モロッコの選手たちは試合終了後、みんなでスマホを食い入るように見つめ、ドイツが引き分けで終わった途端、大喜びだ。


こういった瞬間を見ると、スポーツっていいな、と改めて思う。



なでしこ

決勝のスペイン代表のフットボールは素晴らしかったが、そのスペインに予選で、あざやかなカウンターサッカーで日本が勝ち切った試合は気持ちよかった。

海外メディアも少なからず心奪われたようだ。


しかし個人的には、岩渕真奈の落選と、その後の引退表明はかなりショックだった。

10代で代表入りし、こんなに長い期間代表のプレーを見続けた選手はなかなかいない。

先の東京五輪は、チームとしてはいまいちだったが、彼女のプレーの質は素晴らしいものがあったので、当然その続きを見られるものだと思っていた。


アーセナルに行ってから、難しい時間を過ごしていたとはいえ、今回のW杯でも見たかった選手だ。


ラウンド8で敗退となったスウェーデン戦の後半、交代要員に岩渕がいればなぁ、と思ってしまった。


引退も、本人が決めることなので寂しい限りだが、いちファンとしてはしょうがない。


2019年はラウンド16敗退、2023年はラウンド8敗退。

まあそんないきなり強くはならないということだ。それになでしこには、新たな才能あふれる選手がいるので、次大会にも期待したい。


次は2024年の5月に開催国が決まる。もし欧州に決まるようなら、次こそなでしこを現地観戦したいと思う。



WSLについて

イングランドの女子サッカーリーグWSLには、2023年10月現在、日本人選手は、長谷川唯(マンシティ)、宮澤ひなた(マンU)、林穂乃香清水梨紗植木理子(以上ウエストハム)らが活躍している。


特に長谷川唯は、その活躍から既にリーグの顔の1人となっている。


ビッグマッチ以外は無料ライブストリーミングされており、The FA PLAYERというサイトに、アカウント登録するだけで視聴できる。ライブされなかった試合も、翌日にはフルマッチ、ハイライトと順に公開される。(実況は英語)


※2025年1月現在は、WSLでYouTubeチャンネルを持っており、そちらで中継される。


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