本サイトはアフィリエイト広告が含まれます.

広告

2023/10/07

ケンブリッジ英検FCE Speakingまとめ

ケンブリッジ英検の Speaking はユニークで、Part1~4までの構成だが、受験者には必ずパートナーがいる

受験者数の関係で、私は3人で Speaking を行った経験があるが、基本的には2人とみなして良いだろう。


Part1はパートナーがいることに関係のない質問のやりとりを試験官と行うが、Part3からはパートナーが関わりのあるやりとり中心となる。


評価5項目

Grammar and Vocabulary:5点x2倍

Discourse Management:5点x2倍

Pronunciation:5点x2倍

Interactive Communication:5点x2倍

Global Achievement:5点x4倍


配点は各5点だが、Global Achievement のみ4倍で、ほか項目は2倍の合計60点となる。

最終評価時は他技能と同じく換算後の得点160点から合格ラインとなる。

得点に関するソースはこちら


Part1

最初に試験官から自己紹介があり、テストシートを渡してから、各々 Speaking が始まる。

出身や現在何をしているか(学生?仕事は?)から何問かやりとりが各受験者と試験官でやりとりが行われる。交友関係や趣味など、よくある質問の領域から質問がされ、その流れから様々なやりとりがあり得る。

例えば、今の場所は長く住んでいるか?→いや、最近来た→その場所は今の所どう思う?なんてキャッチボールがされたりする。


ここのパートは、答えにくい質問は飛んでこないので、とにかくしっかり回答できれば及第点と思われる。

質問例は、公式問題集に収録されている。


Part2

このパートは、質問の添えられた2枚の写真を見せられて、それらを比較しながら、写っているものを説明し、質問に回答することが求められる。

各受験者に1分が与えられる。

最初の受験者1人の写真説明が終わると、もう一方の受験者へ、それに関連した軽い質問がされる。

そして、最初の写真とは違う2枚の写真と質問が渡され、もう1人の受験者が同じスタイルで回答する。


写真:日本語でもなかなか気の利いたコメントは思いつかない

このパートは苦手にする人の方が多いのではないかと思う。少なくとも、FCE でも CAE でも、私のクラスメイトで「うまい」人はいたが、「得意」「好き」という人はいなかった。

2枚の写真からわかる事実や、自由な想像を3点ほど、比較しながらおしゃべりして、質問に回答すればベストだが、スピーキングが苦手な人には、1分ではスピード的になかなか難しいし、そもそも初めて見た写真に自由な発想で speculate するのは中々ハードルが高い。

少なくとも私は今でもできない。しかし、重要なことは、スピーキングがつまってしまったり、制限時間未満で何も言うことがなくなることは、避けなければいけないことだ。


Part3

このパートからは、スピーキングパートナーとのやりとりが必要となる。

まず1枚の紙を渡され、中心には質問が書いており、その周りを囲むように5つのトピックが与えられている。


写真:ペアの受験者との意見交換が何より大事だ

例えば、中心には「大学へは皆が進むべきか」と書かれ、周りには「授業料」「労働経験」「年齢」「収入」「機会」などと書かれていたとする。

そして受験者2人で自由に5つのトピックについて議論する。時間は2分なので、トピック3つでも触れられればOK。

そして最後にどのトピックが1番大事か議論せよ、など指令が与えられ、2人で意見を言い合う。


これは2人の結論が割れても問題はなく、2人の意見の主張のやりとりを見られている。


どんなイメージかは、スピーキングテストを通しで、YouTubeに公開されている。



Part4

最後のパートは中々答えにくい質問が制限時間まで続く。

Part1 のような即答できるような質問はこないので、それなりに英語で、さまざまなトピックに対して意見を言う訓練がされていないと、しっかり回答することは難しい。


Speakingまとめ

こんなことを言っては身もふたもないが、上記リンク先で公開されているようなハイレベルの会話は、日本のFCE受験では起こらない可能性が高い。

私は日本で4回の受験経験があるが、どれも「議論」なんてレベルには達していなかった。

それでもテストを通して、それなりにしゃべれば160点は与えられる、というのが感想だ。



広告

0 件のコメント:

コメントを投稿

中国南方航空

 写真:「中国南方航空」の文字がちゃっちくて好き 今回のルートは広州で幅を利かせている 中国南方航空 を利用して、 ブダペシュト  →  広州  →  東京 89,850円 ナリ。(片道)

広告