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2023/10/21

IELTSとケンブリッジ英検CAEはどう違う(W&S)

語学学校のクラスメイトともよく話題に上がっていたのだが、IELTSとケンブリッジ英検CAEはどう違い、どちらが難しいだろうか。


IELTSのWritingはムズカシイ?

まずIELTSとCAEのWritingとを比べると、



CAE:

90分 Par1 エッセイ(50分)、Part2 レビュー、レポートなどから1問選択(40分)


IELTS:

60分 Task1 グラフ表現(20分)、Task2 エッセイ(40分)



得意不得意で、時間配分は変わってくるだろうが、私の場合はだいたい上記のように時間配分して取り組んだ。

両方のWritingを経験した身としては、IELTSの時間はキツイ


特にエッセイを40分で書き上げるのは、与えられるテーマに強く左右される。

しかもテストの初っ端だ(ケンブリッジ英検では、WritingはReading&UoEの後で2番目)。

コールドスタートからのWritingは、私は本当に回避したい。


そして、あくまで個人の感想だが、IELTSのWritingは採点基準がCAEより厳しい。

IELTSを始めて受けた際、私にとってはオーストラリアで書いたエッセイの中で、最も会心の出来だった。


一方、その1ヶ月半後に受けたCAEでは、IELTSのWritingの練習しかしていない状態で突入してしまったため、全く納得のいく出来ではなかった。

というか、90分内でとにかく2つとも書き上げられて良かった、ぐらいの状態だった。Part1のエッセイで60分も使い込んでしまったからだ。


だが意外にも結果は、IELTS 6.5(B2)で、CAEは180でC1どうにか到達。

私としては、逆にIELTS7.0(C1)で、CAE 170点(B2)くらいで想定していた。


正直、CAEで180点もらえたことは想定外だった。

それぐらい良くない内容と感じていた。


私のイメージとして、ケンブリッジ英検のWritingは、主張やストーリーの筋が通っていれば、細かいミスや、多少同じ単語の使用はあれど、複雑な構文や広い文法知識を、チャレンジして使用した方が評価されるが、IELTSは三単現のsでもミスがあれば、どんどん減点評価されているのではないか、という印象だ。


その「主張」すら、いまいちの出来と思っていたので、CAEは少しお情けでもくれたのかも、と思ってしまった。


ReadingやListeningのインプット系と違い、アウトプット系であるWritingは1人で学習するのが難しい。

添削してくれる人が常時確保できていれば別だが、自分自身で評価して、Re-writeして、というのも骨の折れる作業だ。

結果、これまで英語学習にかけた時間のうち、Writingに占める割合は、まだまだわずかである。

Readingで読める単語も、Writingで使えるかはまた別の話だ。

「読める」程度に知っている単語を「書ける」程度にアクティブにするには、やはり実際に使用した経験(訓練)を経ないと、定着しない。


そういう意味でも、IELTSのWritingは難易度が高い。

よりフォーマルな単語を用いることが要求されるし、だからと言って繰り返し同じ単語を使われることを嫌うからだ。

類義語や違った言い回し方など、Vocabularyの幅を問われる。

しかもその単語はアクティブにする必要があるので、その達成度は必然的にWritingの練習量に直結する。



IELTSのSpeakingもムズカシイ?

私は4技能でSpeakingが最も苦手だ。

これもWritingのようにアウトプット系なため、1人で訓練するのがいろいろな意味で難しい。

そのため、私はSpeakingにかけた学習時間は他3技能に比べ著しく劣っている。


写真:Speakingだけ際立って低い

そしてIELTSのSpeakingは5.5の評価を授かった。
とても現実を突きつけられた気分だ。

バンドスコア5.5はCEFRのB2の下の方、という評価なので、ケンブリッジ英検のスコアにすると160ちょっとだ。

CAEに不合格の際、170と評点されてから、1ヶ月半後に受けたテストだったので、これはちょっとショックなスコアだった。

Speakingの試験時間はIELTSとケンブリッジ英検CAEに差はなく、いずれも15分程度だ。


ただ、ケンブリッジ英検のスタイルがかなり特殊な点は、以前の記事で紹介した。


2回受けたIELTSのSpeaking試験を受け終わって、ともに思ったことは、「ケンブリッジ英検の時よりしゃべった」ということだ。

しかし結果は期待と真逆であり、改めて、IELTSとCAEでは、重要視している点が全く違うのだと感じた。


結果論から、試験を振り返って、自分なりに評価すると、まずCAEはペアがいるということで、ペアとの間の会話のやりとりを評価される。

要は会話のキャッチボールができているか(自然か)だ。


他方、IELTSは試験官との1対1のやりとりで、質問が来たらただ答えるという、CAEのペアとの会話と比較すると、システマティックだ。

その分、「返答する」ということのみに限れば、容易に感じる。


CAEはペアの発言の途切れる間を見て、発言を入れたり、逆に、相手に発言をしてもらうために、間を作ったり、促しの発言をしたりする必要がある分、とても気をつかう。


こう見ると、一見CAEが難しいそうに見えるが、そうではないということだ。


CAEのPart3に関しては、ペアとの会話のやりとりが自然にできていれば、主張の内容や、使用されているVocabularyの範囲、文法ミスなどには、そんなに目くじらをたてられないということだろう。

一方でIELTSは簡単に発言できる分、厳密に定められている評価項目を杓子定規に測りますよ、という結果だろう。


また、Writing同様、お題となるトピックにも影響はあると思うが、そこをごちゃごちゃ書いたところで、Speakingの実力不足という事実は変わらないので、各テストのお題内容までを比較するのはやめておく。



Writing&SpeakingはIELTSの方が難しめ

WritingとSpeakingに関しては、CAEより評価が厳しい、というのが私の所感だ。

Speakingは、私自身が実力不足なので、特に言及しないが、Writingに関しては、IELTSの方が時間もタイトで、テクニカルな部分もあり、お題に対してクイックレスポンスするために、CAEより訓練が必要で、得点も出にくいと思われる。


単純に正答数で評価するReadingとListeningと違い、違う評価基準を持った試験同士の比較はWritingでは難しい。

IELTS内ですら、評価者による違いはゼロにはできないため、再採点依頼のシステムがあるのだろう。


実際、私はこの制度を利用してバンドスコアが変わった


写真:受験前に届かなかったため、まだ手を付けていないIELTS 18

2回目のIELTSを受けた際、WritingのTask2のお題が私にとっては「え~」というもので、初受験の時のようには、スッキリしなかった。

前回の6.5を越えるのは厳しいかなとは思っていたが、結果は5.5。「さすがに6.0はあるでしょ」と思い、ネットで再採点制度を知ったため、すぐに応募した結果、6.0で返却された



タスクのトピックも、評価者も、ファクターとなり得るということで、いろんな意味でWritingは難しい。

ちなみに、前回よりしゃべれた!と思ったSpeakingはまた5.5。どうすればいいのか。


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