写真:最終講義後の旧棟の廊下
今週はセメスター1の最終週である。日本風に言えば前期最終週だ。
最終週が終わると1ヶ月の試験期間となり(12/16~1/25まで)、専門必修科目に関しては、3回まで再試験(リテイク)が可能で、3回目は料金が発生する。
しかし、誰だって1回で終わらせたいため、計画は人それぞれだ。
12月中にすべての試験を終わらせ、2ヶ月もの冬休みを満喫することも可能だが、実際には登録という手順があるので、それぞれの試験日程のスロットの席数から弾かれてしまったり、1回目の試験を落とし、次回を受ける場合には、1月の日程になったりするので、いつもうまくいくわけではない。
最終週に1回目の試験を持ってくる講義もあるのだが、私の場合は試験期間を考慮せずにプレゼンの日程をセメスター後半に組んでしまったため、3週間で4つのプレゼン作成に追われてしまい、最終週の試験の準備が不可能だった。
そういうわけで、今週の月曜に最後のプレゼンが終わったところで、翌日の火曜に試験が1つあったが見送った。
次回は来週に設けられているが、それにもとても間に合うボリュームの科目ではないので、1月の日程の試験に登録した。
そんなこんなで一息つきたいところだったが、水曜に2件の専門科目、木曜にハンガリー語の口答試験があり、やっつけてきたところだ。
というわけで、今回の日程に関する反省と、講義最終週のテストにむけての準備の不甲斐なさへの自戒の念も込め、終わったものから順に備忘録を記す。
講義形式はレクチャーとセミナー形式があり、レクチャー形式は日本でもなじみのある、座って聴くだけのスタイルで、セミナー形式はプレゼンやディスカッションのあるタイプである。
最終成績のグレードは5段階。参考として下記するが、科目によって設定レンジは違う。
5:(85-100%) Excellent
4:(70-84%) Good
3:(60-69%) Satisfactory
2:(50-59%) Pass
1:(0-49%) Fail
----------------もくじ------------------
Social History
Introduction to Poilitical Science
Physical Education
-----------------------------------------
Social History
講義区分:必修
講義頻度:90分/週
講義時間:水曜17:20~18:50
講義形式:レクチャー
割当単位:3単位
出席率:11/12回
ー テスト形式:選択問題(オンライン)ー
小テスト:3/5点 (60%)-比重4.07%
中間試験:3/52点 ( 5.77%)-比重42.28%
最終試験:46/56点 (82.14%)-比重45.53%
成績:5
合計49pointsとなり、当初Failとなった。
なにせ中間試験が3/52だ。
理由は、オンライン試験終了時刻までに提出ボタンを押せなかったことによる。
しかし押せなかったからといって、52問に回答して、レジスターされていた回答済みがたった3問なんて、さすがにシステムとしておかしいでしょうと、講師へ連絡したが、彼はノータッチの領域なので、システム管理者へ連絡した。
最終的には、リアルタイム情報のやりとりをしていない私のブラウザが悪い、と言われてしまった。
時間カウントがなかったとか、終了時刻表示がなかっただとか、他にも指摘したいところがあるくらいだったので、まったく納得していなかったが、中間のリテイクを講師から提案してくれたのでそれを受けた。
(このリテイクから試験時間とそのカウントが表示されるように改善された)
結果は、
中間試験リテイク:8.27/10(82.69%)-比重8.13%
これは52問回答して43問正答したのだが、比重が8.13%なので43点→8.27点にだいぶ圧縮されてしまった。
この結果を最終試験などと合算すると、最終合計49/100点となりFail。
講義最終日、講師に「8割以上とったけど、合計で不合格。なぜなら例の中間試験が3点しかなかったから」と伝えた。
彼も私とのメールでのやりとりで、いきさつは知っていたので、「ちょっと見たるわ」といって、最終的にリテイク分の比重を無視して、合計60点となり合格となった。
経緯があるので、3という最終成績は不満が残るが、システム上は不合格だったところなので、それらの気持ちを足して2で割ってまあ良し、という気持ちだったのだが、翌日には、中間試験のリテイクの点数計算が再度修正され、グレード5となっていた。
めでたしめでたし。
「日本?そんな遠いところから来てるの」と言いいながら、今年でこの科目は無くなることが決まっていたので、温情をかけてくれたのかもしれない。
この講義だけではないが、セメスターの終盤になってやっと面白さを感じるようになった。
この講義は、人類が誕生してから、記録されている歴史はいつからか、人間の社会グループの規模はどのサイズか、またそれは他の動物や昆虫と比べどうか、世界人口の拡大の歴史や、地域人口の急な現象、人口構成のシフト、出生率・死亡率の歴史、子どもの健康と死の歴史、病院の歴史から絵画まで、人類の社会活動の歴史を幅広く学んだ。
しかし、レクチャー形式は出席しない生徒も多く、最初200人以上いた出席者はどんどん減っていった。
私の欠席1回は、朝から吐いてどうしようもない日が水・木と2日間続いたことによる。それ以外は出席したが、最初は内容が良くわからなかった。
最初は生徒も多く、ガヤつくやからが多かったせいもある。
最終日に近づくにつれて静かな生徒のみに絞られたので、快適だった。
Introduction to Political Science
講義区分:必修
講義頻度:90分/週
講義時間:水曜19:10~20:40
講義形式:レクチャー
割当単位:3単位
出席率:11/12回
ー テスト形式:選択問題(筆記)ー
最終試験:開示無し/24問
成績:4
1回の欠席はSocial Historyの時と同じ理由である。
この講義の試験はリテイクするか、これを書いている段階では決めかねている。
月曜までプレゼンで、火曜のわずかな空き時間で勉強して挑む状況だったため、リテイク前提の練習として考えていたのに、意外に悪くない結果となってしまったからだ。
もし成績3であれば、喜んで2回目に準備するところだが、「4」だと、次回は「5」取るぞ!より、「3」となってしまったらどうしよう、という心配の方が勝る。
リテイクを選択した時点で、最初の成績は破棄されるからだ。
また、11講義からそれぞれ2問+αずつ問題が出される上に、昨日受けた問題の感想は、結構細かいところから大枠まで、なかなか幅広く、問題を絞れない構成となっていたのと、試験後、講義資料を見返しても、正答がいまだにわからない問題も混じっていたという事実もある。
「4」の成績を取ったということは、24問中、4~7問しか誤答していないということになるが、当然回答の瞬間はベストを尽くしたが、半分以上はわからない話題だった。(見返した講義資料は1/4程度なので当然であるが)
そういうこともあり、現時点ではこのラッキーに引きずられ、ひよっている。
本来は、この先必要となる政治系の用語を覚えるのに重要な科目のため、合格なんか当たり前で、どれだけ用語と、それが説明するものを深く理解しているかが目的であるべきである。
そうは言ってもひよっている。
この講義も最初はぜんぜん頭に入ってこなかった。
最後の方の授業は、講義スライドを自分のラップトップでも開いて、わからない英単語を調べて注釈するだとか、少し能動的になったのだが、最初からすべきだった。
三権(司法、立法、行政)の役割やシステムとその各国の比較や、成り立ちの歴史、またメディアやオンブズマンなど、Politicalなことを広く学ぶ講義なので、中学生の時に公民を学ぶようなイメージで、知らない英単語や、知っててもここで使われる日本語訳を知らない、ということが良くあった。
日本の話題もちらほら出た。
ただ、この講義のある水曜は4連チャンの講義で、夜8時にこんな話題を振られて、脳みそに受け入れる余力があるか、(いやない)という問題もあった。
Physical Education
講義区分:必修(Criteria)
講義頻度:90分/週
講義時間:木曜8:00~9:30(実際は9:10くらいには終了)
講義形式:セミナー
割当単位:0単位
出席率:12/13回
ー テストなしー
成績:Signed
こちらも1回の欠席はSocial Historyの時と同じである。
まずこの体育の授業はCriteriaという区分で、必修だが0単位である。
週1くらいは問答無用で身体動かしなさいよ、という方針なのだろう。
この授業は、履修登録が遅れ、席が空いていたという理由で取った、ファンクショナルトレーニングという科目だ。
内容はバラエティに富んだ筋トレである。
日本の大学ではバレーボールと卓球を前期・後期で取った記憶があるが、歳を取ると集団スポーツでは注意散漫になるので(聞いているようで聞いていないということが多々起こる)、個別トレーニングは自分に集中するだけで良いので、結果的にベストな選択だったかもしれない。
体育があるキャンパスはドナウ川を渡った先にあるため、地下鉄で2駅、徒歩分も入れて最低20分メインキャンパスからかかってしまうため、早めに授業を終えてくれる。
毎週末、腹筋と二の腕の裏が筋肉痛になった。
週1しかやっていないのに、ハンガリー入国当初より明らかに腹が引き締まった。
クラスがあるトレーニングジムはこのキャンパスに付属しているが、私企業なので、講師はその従業員でプロだ。
どれも経験したことのない筋トレメニューだったが、効果的で(当然きついが)勉強になった。
今日は講義最終日だったので、講師にお礼を言って「週1でも、効果的なトレーニングでした。次のセメスターも同じメニュー?」と聞いたら、「同じメニューよ。ぜひまた履修して」と言われてしまった。
トレーニングルームのすぐ前でフットサルの授業が行われているのだが、欠席者が多数あると、3対3とかになっている時もあり、「こんな状況有り得るならファンクショナルトレーニングの方が良いかな」と思っていたところなので、またトレーニングを履修しそうな勢いだ。
ちなみに朝イチということもあり、私が出席率ナンバー1である。
広告
0 件のコメント:
コメントを投稿