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18歳かそこらで日本から留学して、卒業までやり切ってしまうのは本当に尊敬する。
これは1セメスターやってみて率直に思った。
英語のエッセイを毎週書くのも簡単ではないし、書く前に30ページとかのリーディングがある。しかも他にもエッセイがあったりしたので、1週間では時間が足りない時があってきつかった。
他の学部にいる同じくScholarship生の日本人が、このセメスターでもう辞めようと思っている、と先日伝えてきた。
学部が違うので、学内で普段あまり会うことはないが、同志が減る感覚で少し寂しい。
そして授業で私がいつも一緒に座っていた韓国人とハンガリー人は最近大学を辞めた。
(びっくりした)
このハンガリー人はある授業で私とペアでプレゼンをする予定だった。
火曜プレゼンなのに、その前の金曜の夜に
「大学を辞めるから火曜のプレゼンは本当にもうしたくない」
「でも君が本当にプレゼンしたくて、この先3年間この学部を続けて卒業したいというならプレゼンに行く」
というちょっと(後半の言動が)信じられない連絡が来た。
当然断りの連絡を入れた。
彼は社会人経験のある28歳だが、そんな彼もドロップアウトだ。
韓国人の方はカナダの大学を休学し、徴兵、そして休学したままこちらの大学に入学してきた。
将来を見据えた時、この学問じゃないかな、という結論のようだ。
韓国に帰って、働くか、豪州の料理学校に入るか、休学の満期までカナダでバイトするか、いろいろ悩んでいるようだ。
というか聞くたびに違う答えが返ってくるので、私は彼の現状の思いをあまり気にしていない。さきのハンガリー人の方もそうだ。聞くたびに答えが変わる。
彼ら2人とも自分のプレゼンが予定されている日程の前から大学に来なくなった。
そういうわけで、プレゼンを含んだ科目の結果を記していこうと思う。
-----------もくじ----------
Research Methodology
Hungarian
Philosophy
---------------------------
Research Methodology
講義形式:セミナー
割当単位:3単位
1回の欠席理由は、月曜の朝イチで、本当に起きたくない日が訪れたため。月曜の朝起きるはずのルームメイトも、その日たまたま起きなかったのも相まった。
エクストラは、プレゼンの日程の希望日書き込みが間に合わなかった生徒用に設けた臨時日で、出席は任意。
40人程度のクラス。100人以上いる同学部の生徒をいくつかの曜日で分けて開催される。
最終評価が4となってしまったのは明らかにClass Participation(出席率と発言)の評価がが低いからだ。
毎回出席しても地蔵のように座っていればこういう結果になる。
セミナー内容はというと、最初の1ヶ月半は講義に近い形式のセミナーで、将来論文を作成するうえでの必要となる知識の基本を学ぶ。
「参照」「引用」の記載の重要性と記載フォーマットのルール
テーマに関係する文献の探し方
使用すべき学術サイトの情報
参照したい情報源の信頼性の評価の仕方
情報リテラシーに関する教育とも言える。
上記を段階的に5週にわたって、講義と宿題に組み込まれており、各々取り組む。
6週以降は各回、5人ずつのプレゼンテーションだ。
プレゼンのテーマは国際関係であれば自由である。
宿題に取り組む過程でテーマを絞り込めるよう構成されている。
プレゼンの持ち時間は発表に10分。前後1分まで長短OK。
結構厳しく計測される。その後質疑応答。
質疑応答の最後に講師から、ストロングポイントと改善ポイントを言うようそれぞれ2人指名される。毎回5名のプレゼンなので。10名あたる。
写真:実際のスライド(著作権上顔写真は削除)
「北朝鮮のNPT離脱とその後の朝鮮半島周辺地域への影響」
これが私のテーマである。
質疑応答では、
「北朝鮮が米国と外交関係を持ちたい理由は何か」
「北朝鮮が(経済など)オープンになる可能性はあると思うか」
「キム家系は3人も4人も奥さんがいるの」
「米国大統領がトランプになったら現状は何か変わると思うか」
などがあった。
強制発言である、プレゼンに対しての「ポジティブ・ネガティブポイント」では、当てられた生徒から「声が小さい」とご指摘あり。
講師からの総括も「声ちっさくて聞き取れんところがあった」とご指摘。
練習時はどうしても10分以内に納められなかったので、結構内容を削って10分にぎりぎり入るかなという感触で挑んだが、本番はやはり言うべきフレーズをぽつりぽつりと飛ばしていたようで、「残り2分」のコールは予定のページより進んでおり、恐らく10分消化せず終わった。
プレゼンは短かくても、長くても減点対象となるので、9分を越えていたことを祈っていたが、37/40点という評価点から、「声ちっさ」の減点のみで済んだということだろう。
スピーキング能力に劣るので、その分スライドの内容にはかなり気をつかった。「声が聞こえなくても内容を追えた」と褒められる(?)ことはあっても、スライド内容にネガティブな指摘はなかった。
しかし「NPT」(核不拡散)の正式名称「Non-Proliferation」をなぜか「North-Proliferation」と誤記しており、講師から最後に指摘された。ずいぶん恥ずかしいミスとしてしまったものだ。
「不拡散」が一番重要な条約なのに、「北に拡散」してるって。
毎回個性豊かなプレゼンを5人ずつ経験できるセミナーで、(内容がわかれば)面白かった。クジラについてプレゼンした生徒もいた(いいのか?)
宿題内容
第1週課題
-客観的な科学は存在するか-
「客観」が可能な科学分野があるか
もしあるなら、「主観」と「客観」の境界はどこか
第2週課題
-指示されたYouTube動画を見て-
これは学術的情報源とみなせるか
※動画は学術情報やその筆者のインタビューをもとに構成されたニュース系動画
動画の製作元はどんな団体から資金を受けているか?というところまで議論の対象となる
第3週課題
-リサーチトピックを決めて-
オンラインの、学術的情報源、学術的でない情報源、その他の情報源をそれぞれひとつずつ列挙する
第4週課題
-CRAAPメソッドの使い方-
リサーチトピックに関して、CRAAPメソッドによる情報源を利用し、トピック概要を作成
※CRAAP:Currency, Relevancy, Authority, Accuracy, Purposeを見て妥当な情報源かを吟味する
第5週課題
リサーチトピックに関して、参照情報をルール通りに付録し、エッセイ作成(のちのプレゼンの内容)
フォーマットはA4 Times New Roman 12pointと決められいる。
最初は「条約」に関することを書きたかったのだが、この宿題をこなす過程で、
「条約」
↓
「核」と「条約」
↓
「核不拡散条約」+「北朝鮮」
と、自然に先のプレゼン主題に絞り込まれていった。
Hungarian
講義形式:セミナー
割当単位:3単位
初級ということもあり、進行は総じてスローペースだ。
ただ、セメスター2は大変らしい。
これは昨年講義を受けているルームメイトも言っていた。
文法が難しい、と。
講義全体像としては、スピーキング、特に実用性に比重がかかっている。
文法もやるが、小テストでどこどこの文法をだすよ、という具合に各自やらせ、授業中はできるだけスピーキングに費やす。
なので、授業だけ出てるだけではすぐにわからなくなるので注意が必要である。
最後のスピーキングテストはペアを組み、3つあるテーマのうちひとつを選択して、講師の前で会話をする。
私のパートナーは授業をよく欠席するジョージア出身の彼となった。
コの字型のテーブル配置で、入口側のテーブルのロシア人の隣に最初は座っていたのだが、そのうちみんな入口側に座る傾向が強くなって密度が上がったので、逆サイドの窓側へ座る席を変えた。
その時、そちらサイドはカンボジア人1人と、たまにくるジョージア人1人しか座っていなかった。
そういった経緯で、いつのまにかジョージアとペアという雰囲気になった。
彼はやる気がないので、最後のオーラルテストは当たって砕けろだった。
なにせ授業20分前に集合して初めて練習をするペアだ。
日本でテキストを買って予習したのと、途中でスペイン語のクラスを諦めたことが功を奏し、授業にそんなに遅れることもなく、無難に終えることができた。
Philosophy
講義形式:セミナー(オンライン)
割当単位:3単位
授業
プレゼン
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最終試験
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