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Use of English は Part 2, 3, 4が該当し、それぞれ8問、8問、6問で、配点は Part 2, 3 が各1点で、Part 4 が各2点。
配点2点のPart 4 に対応できる実力を養うことが非常に重要である。
しかし文法知識の地力をひろく問われる構成となっているので、満点を目指すより、最初はあくまで合格ラインと言われる6割を目指すと良い。
合計は28点ということになるが、全技能同じ土俵にするための得点処理がされ、160点が CEFR B2 判定合格ラインとなる。
例えば、18点は160点に換算され、24点で180点に換算される。
(この変換割合はテストごとに違う)
参考は Cambridge Assessment から公開されているのでそちらを参照のこと。
Part 2 穴埋め問題
150字前後の文章に空欄が8か所あり、1単語をそれぞれ解答する。
例えば、
Kangaroos ( ) found in the wild only in Australia.
受動態で現在の事実を述べている文なので現在形、主語は複数。
すなわち解答は areしか入らない。
これだけを参考にすると簡単そうだが、なかなか8問満点は難しいパートだ。
一方で、どんなに難しいと感じる空欄でも、入る語句はごくごく簡単な単語ばかりだからおもしろい。
接続詞、関係詞、冠詞、(再帰)代名詞、前置詞からほとんどが選ばれる印象があり、動詞はbe動詞が多く、助動詞はそんなに頻出しない。具体例としては、
接続詞:while, when, although, because, if, since
関係詞:where, which, who, that, what, how, why
冠詞:the, a, an
(再帰)代名詞:one, another, their, all, its, other, anybody, myself, it, this
前置詞:of, from, in, out, as, to, off, by, on, up
動詞:is, are, was, were, been
助動詞:have, can
否定:not, never
そのほか副詞など、さまざまな単語が入り得るが、高校英語の知識があれば、前後の単語から十分に解答できるものがほとんどである。
例えば、(rather) than, (no) longer, at (first), (such) as, など、またcarry (on)のような句動詞もよく見る。
そのほか単語具体例は、
rather, well, than, no, first, longer, without, or, far, such, like, nothing, only, anywhere
あくまで思いついたものを上記したが、見ての通り難しい単語は一切ない。
わからなくて解答を見ると、ああそうかということがほとんどである。
テスト中わからなくて飛ばし、テスト終了までに思いついて解答できた時はとても快感なので、私は結構お気に入りのパートだ。
先日の本試験では、according や doing を解答することもあった。
また、必ず文法の理詰めで解答できるため(Part 1と違い collocation によらない)、公式問題集にまずは取り組んでみるのが手っ取り早い。
解答を見ても、自分自身理詰めで納得できなければ、それに関する文法知識が欠けているということになるので、その場合は参考書を引っ張り出して都度復習が必要だ。
Part 3 関連語変換問題
こちらも Part 2と同じくらいの長さの文章に空欄8か所があり、欄外に与えられた単語を関連単語へ変換して文に挿入するという形式である。
例えば、
He was selected for his first space ( ) in 1995. FLY
与えられた FLY を動詞→名詞へ変換して解答し、flight となる。
LIKE → unlike のように品詞を変えない場合もあるが、与えられた単語は必ず変換しなければならない。
これは文構造のルールと与えられた単語の各品詞、関連品詞のパターン(例:-ly, -ness, -tiveなど)を知っていれば、わりと簡単に解答できるため、文法が得意な日本人にとっては得点を取りやすいパートだ。
たまに BORE の名詞形は?のようなトリッキーなものや、RIGOUR の形容詞形は?のようにスペルに迷うものが出題されるので、その辺の知識強化は必要だ。
また FASCINATE が与えられ、挿入形は fascinating か fascinated か、主語に注意していない人のうっかりミスを誘うパターンもある。
先日、 PARTNER → partnershipという名詞→名詞パターンなんかも出題された。
これらもまずは公式問題集をぼりぼりやって、感覚をつかみつつ、単語帳などで語彙力を増やしていくと良いだろう。
ちなみにすべての記述解答は大文字指定なので、普段から大文字だけの単語に書きなれておくことも重要だ。
例えば equally と EQUALLY 、大文字になるだけで、結構印象が変わる。
Part 4 キーワード変換問題
Use of Englishで最も苦労したパートだ。
(というか今も苦労している)与えられた1文を指定のキーワード(単語)をそのまま使用し、同じ意味のもう1文を完成させるという問題である。
例えば、
Kay told May he would contact her on Saturday. TOUCH
Kay promised May he would ( ) her on Saturday.
※( )内は2~5単語制限
与えられた TOUCH はそのまま使用しなければならないため、解答は get in touch with となる。
これは contact の言い換え get in touch with を知っていますか、という問題であるが、能動態 ⇔ 受動態、直説話法 ⇔ 間接話法の書き換えや、それらに絡めて受動態進行形、時制、仮定法などの知識も問われる。
書き換えのために問われる文法・語彙知識が多岐にわたるため、満点はなかなか難しいパートだ。そのため配点も2倍になっているのだろう。
しかも日本の参考書には該当する問題集は見当たらない。
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Use of English まとめ
私の経験からすると、Use of English は、FCE 合格ラインだけを目指すなら、Cambridge Assessment が出版している4冊の公式問集 B2 First 1~4 をそれぞれ1回やれば達成可能と思う。(4冊で合計16回分)
しかし、合格判定はあくまで5技能合計なので、他の技能がもっと苦手であるならば、Use of English を得点源とするために、問題集を2~3周、またPart 4 用に特化した問題集を手に入れ、繰り返し取り組むべきだ。
写真:私はお世話になりっぱなしの参考書
また、そもそもの問題文を読む語彙力も必要なので、高校修了程度の語彙力があることが望ましい。
文法書、単語集、熟語集は大学受験用の参考書で十分に事足りる。
社会人になって、また購入するとは、高校生のころの私は夢にも思っていなかった。
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