写真:ベルギーに赤色が追加
ベルギーの言語
この友人は、南アフリカの後は、フランスに7年、ベルギーに4年目という感じで11年欧州生活が続いていて、もともと英語が達者な彼だったが、フランス語をしゃべる姿は格好良かった。
ベルギーの言語は南部がフランス語、北部がフラマン語(オランダ語)、東部にドイツ語圏があり、彼曰く、北部と南部はとても仲が悪いらしい。
写真:ベルギーの言語分布
真ん中にあるブリュッセルだけはフランス語だそうだ。
私はフランス語の知識は皆無のため、メニューがさっぱり読めなかった。
写真:フレンチを食した
北にあるオランダも含み、この地域はネーデルランドと言われ、世界史ではフランダースとかフランドルとか呼ばれている地域がベルギーだ。
中世から毛織物産業で繁栄していたため、大学講義の欧州史でもけっこう中心的存在だ。
独立するまで、スペイン領、フランス領、オーストリア領、オランダ領と変遷し独立した経緯を持つ。
その後はアフリカに植民地を持つ、列強の一角に成長するが、第二次大戦ではドイツ軍と連合軍の激戦の舞台となり焦土となった。
そのためブダペシュトと比べると重厚感のある古い建築物は少ない。
ビール・チョコレート・ムール貝
有名なものと言えば、ビールやチョコレートらしいが、ビールは種類が多すぎてとても網羅できない。たくさん種類をためして、べろべろにはなりたくないので、1杯飲んでは散歩をはさみ、店を移動という感じで過ごし、結局4種類しか飲まなかった。
彼の住んでいる地域はフレンチ、イタリアン(イタリア人が多く住んでいるためらしい)が多くあるようで、フレンチに行くことにした。
写真:ムール貝
ハンガリーは内陸国のため、海鮮系はそう馴染みんがないため、久しぶりに海鮮具材を食べれるのは嬉しかった。
ナベいっぱいのムール貝がテーブルに置かれ圧倒されたが、とても美味しかった。
そしてすべて食べきった。
観光名所
特に興味はないが、散歩がてら友人が連れて行ってくれた。
しょんべん小僧としょんべん娘の象へ連れて行ってもらったが、さすが残念な観光名所として有名なだけあるオブジェだった。
写真:しょんべん小僧
この日はたまたま、オメガングという催しとぶつかり、仮装行列があちらこちらで見ることができた。
夜には客席が準備されたグラン・プラスという広場で、楽隊つきのイベントが始まった。
残念ながら座席は完全予約制だったようで、我々はスキマから少し雰囲気を垣間見て会場を後にした。
写真:中世時代のお祭りの再現だそうだ
暗くなってからは、外の座席で最後の一杯を飲み、彼の自宅へ帰宅した。
駐在者の部屋
私の友人は、大学を出て就職した直後から、この会社で一生働くつもりはなく、そのうち転職すると言っていた。
しかし、気づけば私の方が先に退職し、彼はいまだに同じ会社で働き続けている。
写真:一人暮らしには贅沢な部屋
彼の住まいは寝室が2つ、バスタブ(私の実家より大きい)が1つ、シャワールームが1つ、大きなリビングダイニングという構成だ。
天井も無駄に高く、開放感たっぷりだった。
家賃はだいたい9割会社持ち、1割自己負担だそう。
ただ彼はいまの仕事に飽きており、日本へ帰してくれと上司に告げているらしいが、「わかったわかった」と言って、上司の方が先に交代になるため、都度同じことを新しい上司に伝えることを繰り返している。
いまのイギリス人の上司にも同じことをお願い済みで、来年には戻れるかも、らしい。
ただ、彼にとって住みやさは欧州が一番と感じているそうなので、最終的にはまた戻るのだろうと思う。
やはりいろんな意味で、日本より気楽に生きられるそうだ。
シャルルロワ空港
ブリュッセルには2つ空港があり、私は LCC のため、シャルルロワ空港の利用となった。
友人が送り迎えをしてくれたため、快適だったが、ブリュッセル中心部から車で高速を使って1時間というけっこう遠いところに位置している。
ターミナルは2つしかないので、迷いようはないが、週末のように旅客数が多いと少し手狭感は否めなかった。
写真:チェックインカウンターへ向かう道
写真:ボーティングゲートはターミナルに1か所
出発ゲートを通った先には、旅客待ちの人数に対して、明らかにイスが少なかったのは、かなり使い勝手が悪いと感じた。
そもそも待合場所も、通常イメージするものと比べるとかなりコンパクトなため、ちょっと息苦しさを感じた。
また、空港のトイレは有料だった。私の使用したトイレはカード必須のゲードで€1。
ブリュッセルはなんだかのんびりした雰囲気に包まれていて、とても良い感じだった。
気温も灼熱のブダペシュトとは違い、ひと昔前の札幌の夏のような気温で、窓を開けると風が気持ちよかった。
家にはクーラーがないのが普通だ。
空港に送ってもらう直前にシメとして三辰という日本料理店へ連れてってくれた。
1970年代からやっている大将の人柄のおかげで、ベルギーでプレーした日本人サッカー選手や、ベルギーの皇族など、著名人が多く訪れているそうだ。
写真:旅行中の食事代はすべて彼持ちという待遇で過ごした
とりあえず、いろんな有名レストランがあることを教えてもらったので、また現地料理を食べに行きたいなと思う。
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