スウェーデン出願
(マルメ、ヨーテボリ大学)
スウェーデンの大学の出願はUNIVERSITY ADMISSIONS.SEを通して進められる。
おおまかな流れは以下である。
日程は2023年~の実績。(マルメ、ヨーテボリ大学)
1.出願サイトに登録
住所など個人情報を登録
2.出願書類を集める(9月)
パスポート、高校の卒業・成績証明書、英語能力の証明書
3.書類をカラースキャンし、出願サイトへアップロード(10月16日~1月15日)
4.出願したい大学を選択し、Applyボタンを押す(10月16日~1月15日)
出願費用を支払う(900SEK:約12,000円)
5.合否の結果連絡(4月9日)
既に心に決めている大学と学部があれば、出願作業はとてもシンプルだ。
ネックとなりそうなのは、高校の成績証明書と英語能力の証明書の準備だろう。
高校の成績証明書
日本の公立高校は卒業後5年経過すると、成績証明書は発行できないことになっているため、私のように社会人を経て出願しようとすると、代わりに発行できない旨を記載した別の証明書を英文で発行してもらうしかない。
私は、高校の成績証明書がなくても出願が認められるか、かなり早い段階で大学側へ問い合わせた。
日本の大学の成績証明書をつけるから代用できないかと。
事務方の回答は
「それらの書類が募集要項を満たすか、書類を実際に見ないと確かな回答はできないため、関係者が判断するために、出願して書類をアップロードして」
と言われたため、そのまま大学・大学院の成績証明書をアップロードして出願ボタンを押した。
最終的に受け取ったウェイティングリスト(補欠合格的なもの)入りの書類には、
「出願書類の不足の免除が認められた出願者」
との記載があったので、日本の大学の成績証明書で代用してくれたということだ。
ちなみに私は理系出身なのだが。
英語能力の証明書
これは十人十色の意見があろうが、私としては、一連の出願作業を振りかえると、やはり英語の書類が一番苦労したと言える。
ケンブリッジ英検、IELTS、TOEFL、PTEで証明書の提出が必要だが、私はCAEとIELTS overall6.5を準備したが、いずれもスウェーデンの大学の募集要項のボーダーラインだ。(学士)
結局IELTSを提出したが、書類審査しかないスウェーデンは、もっと成績の良いものを準備したかった。
CAEは1度落ちて、2回目でやっと受かったし、IELTSに限っては2回目は成績が落ちてしまった。
そして出願の締め切りが1月と早い。
英語試験そのものもさることながら、出願作業自体も常に英語で情報を集めることになるので、募集要項が本当にこれですべてか、などをチェックするのに大学のHPや出願サイトをくまなく調べるのもなかなか骨の折れる作業だ。
ハンガリーやポーランドは英語の要件がFCEなど、CEFRのB2でかなりゆるいが、その実力じゃ出願準備は苦労すると思われる。
スウェーデンを選んだ理由
実はかなり安直である。
子どもの頃はずっとスウェーデン車に乗っていたし、小さい国なのに誰でも知っている家具店が全世界にあるし、何より多くの人がスウェーデン語と英語を話せる国だ、なんてことから、私にとって身近な国の一つだったので、スウェーデンで勉強できないか調べ始めた。英国と比較すると学費がずっと安いことも頭にあった。
そして自分のやりたい学問を見つけ、その出願にむけ英語を勉強した、という具合だ。
なので出願した2校はその学部がある大学を選んだだけである。
マルメはデンマークに近い街で、良いなと思っていたが、ヨーテボリは学生寮も満杯で確保は難しく、だからといって他に簡単に住居が見つかるわけではないとあったので、少し現実的には難しいなと思っていた。
結果的には、出願前には英語開講の同じ学部が欧州の他の国にあることを知ったので、出願時は既にスウェーデンは第1志望ではなくなっていたが。
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